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呉翔(ウー・シャン)
中国・インドから益々IT技術者が入って来る日本。
レベルの高い海外のIT技術者と仕事をする機会をお持ちの企業も増えてきました。
ところが海外のスタッフと仕事をする上で、ちょっとした慣習の違いにより、
思わぬトラブルに発展する可能性も出てきました。
一緒に仕事を進めていくには、経営者・現場共に意識改革が必要です。
海外のIT技術者を受け入れている企業に向けて、中国と日本の両方の技術者と数々のプロジェクトをこなしてきた経験を持つ
当サイトのコーディネーター呉翔(ウー・シャン)が「海外の技術系スタッフとのプロジェクトを成功させるため」の秘訣を語ります。
中国にプログラム開発やIT技術の人材を求められるようになってきました。 日本の技術者が中国と共同で開発プロジェクトを行う機会が今後益々増えてくるでしょう。 インターネットの普及により、メールで連絡を取りながらプロジェクトを進められ、 地理的な距離の問題は減りました。
しかし、コミュニケーションの問題はあります。 技術レベルが高く日本語が堪能で、尚且つビジネスセンスも兼添えた人材はなかなかいません。 技術・語学・ビジネスセンスに長けた「複合人材」を増やすことが望まれます。 私のところにも中国のIT技術者の確保や、スタッフの管理の問題などで相談に見えられる 方も多くいらっしゃいます。 そんな相談を聞くと、いつも次のようなアドバイスをしています。
言葉の壁と文化の壁、どちらが問題かというと、文化の違いだと思います。 仕事のやり方・進め方にも文化の違いがはっきり現れます。 例えば日本には言葉をやわらかく包み、気遣いながら伝える文化がありますが、 それはビジネスの上では回りくどくなってしまう場合があり、正しく伝わらないことがあります。
一方、中国や米国ではもっとストレートに表現します。 ストレートすぎて、日本人には命令口調や強要に聞こえることがあるでしょう。 私がやり取りをしている日本のスタッフは、中国の事務所の職員のやり取りを見ると 喧嘩をしているように見えると言います。
お互い相手の表現方法に戸惑い、初めはコミュニケーションが上手く取れず 大変な思いをしました。
しかし、今のスタッフとは10年以上の付き合いになりますが、メールのやり取りや電話だけでなく 時には会う事で交流を深めていきました。 お互いに学び合い、いい関係が保てています。 そうすれば、表現方法もだんだんお互いわかってきて、意思の疎通がスムーズに行くようになりました。
中国に限らず、国籍の異なるスタッフを取りまとめるためには スタッフの交流の場を、とにかく多く作ってあげること。 お互いの国を理解する機会をできるだけ多く作ること。 それにつきます。
そして、日本では問題やトラブルを自分一人で解決しようとする人が多いように思います。 日本人も中国人も、神様ではありません。ただの人間です。 一人では解決できなくても複数のスタッフで知恵を出し合えば必ず上手く解決できます。 中国には「三人の皮職人は諸葛孔明に匹敵する」という 諺があります。日本では「三人寄れば文殊の知恵」と同じ意味です。 結局は”人と人”なのです。
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